デビュー戦はエナリス

楽天証券の手続きも完了し、口座には50万円を投入し、初めての投資は何にしようか考えていた。
丁度都知事選に細川さんが立候補し、脱原発を唱える小泉元首相とタッグを組んでの出馬という事で、盛り上がりを見せている最中だ。
すると、2ヶ月ほど早く株式投資に目覚めた知人のY氏が、細川さん出馬で、省エネ関連株が話題になっているという。
省エネ関連3社に、「エナリス」・「グリムス」・「省電舎」がある。

どれも買える値段だが、なにせ株はド素人である。
一番最初に目に飛び込んできた、エナリスに決めた。
ハッキリ言って、どういう会社か?財務状況はどうか?など、このときは一切考えずの勝負だった。

早速、楽天証券のモバイルアプリ「iSPEED」で、エナリスを検索し、お気に入り1に登録する。
お気に入りは1~10まであり、後から順番を並び替えたりもできるので、超便利だ。
一度登録してしまえば、日々、株価の動きを監視できるし、入れようと思えば何百という銘柄だって登録できる。

ただ、最初のうちはせいぜい20~30銘柄ほど登録し、その範囲内でやるのが良いとの事。
しばらくはその30銘柄位を監視し、どういう時に上げ下げをするのか、まずはそこからだというアドバイスを受けた。
まずは、その銘柄専門のプロになれという事だ。
慣れてきたら、その時のトレンドやら、世の中の動きやらを加味し、いろんな銘柄を研究する事も必要とのこと。

とにかく株は情報戦である。
ズブのど素人が適当にやって勝てるわけがない。
それはわかってはいるが、まずは何でも良いからやってみないとわからない。

とりあえずチョイスした銘柄は、細川さん出馬でトレンドとなっている。
しかし、値はずいぶんと上がってしまったところらしく、購入後は大きな動きをなかなか見せない。
もう一つ困った事に、売り時がさっぱりわからないのである。
こういう一発芸人的な短期トレンド株は、いつ急落に転じるかわからない。
そのようにY氏からレクチャーを受けていた。

何せはじめてなもので、100円動いて1万円というのが非常に恐ろしく、面白かった。
後に、10万・20万は当たり前という勝負をする事になるのだが、このときはまだ知る由もなかった。

●勝負の行方
さて、記念すべきデイトレーダー初日の結果だが、購入時より30円安のマイナス3,000円で幕を閉じた。
自分より2ヶ月ほど早くこの世界に身を投じたY氏は、連日数万円を稼いでいた。
そんな話を聞いていたので、よもや負ける事など考えていなかったのだが、マイナス3,000円などお子ちゃまのお遊びである事を、後々思い知らされる事になる。
 
さて、次は何で勝負をしてみようか・・・
その前に、株の専門用語をマスターしなければならない。
それと、ニュースにも目をやる必要がある。
掲示板などで情報取集もしなければならない。
忙しくなると同時に、ワクワクする思いでいっぱいだ。

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